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コンサルハウスHaluno マーケティングアドバイザー

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間違いだらけのフォーカスポイント

コロナも全く落ち着く様子がないですね。医療従事者が疲弊して、看護師不足、病床数にも問題がでて、Go Toキャンペーンは全国的に中止、と迷走しています。そもそも、最初のフォーカスポイントがコロナの終息なのか?それとも、景気、経済の復興なのか?こんな大問題を2つ同時になんとかしよう!という方が無理なお話だったと思います。

今回はビジネスでもぜひ正しく見つけておいてほしい、フォーカスポイントについてのお話です。

フォーカスの意味

フォーカスというと写真の「ピントを合わせる」というのが一般的ですが、他にも「集中」「焦点を合わせる」「中心」「注目する」という意味があります。なので、ビジネスシーンで使用するフォーカスとは、「集中する事柄」や「焦点を合わせる思考」「~を中心に考える」などに用いることができます。

このフォーカスすることをビジネスの考えに取り入れることで、迷いがなくなります。自分が今、何にフォーカスしているか?が明確であれば、次に何をすればいいかも明確になります。

お客がほとんど来ない居酒屋

コロナの影響もあり、お昼のランチ営業に切り替えてみたいが、数人の常連客のために切り替えを迷っている居酒屋。

17時から営業の居酒屋の店主は、時短要請でほとんど休むのと変わらない夜の時間の営業をいったんやめて、お昼の営業に切り替えてみたいと考えていました。オフィス街ではないのですが、近くに工場などがあり立地的に、ランチ営業に切り替えてみる価値はあると考えています。

ですが、ほぼ毎日来てくれるほんの数人の常連客さんに申し訳なくて、切り替えることができません。しかもお昼のランチ営業で本当に店が立て直せるかは、正直わかりません。あなたならどうしますか?

ここで最初に考えるべきは何にフォーカスするかです。常連客にフォーカスして、店がつぶれるまで数千~数万円の売上のために常連客に夕飯を提供するか?店の存続にフォーカスして、昼の営業に挑戦してみるか?何にフォーカスするかで、おのずと答えは出ますよね。

私の勘違い

私は会社に勤務していた頃、休日を返上したり毎日残業したりして、終電まで頑張っている自分を、仕事ができると勘違いしていました。働き方改革で、今はそんな仕事の仕方は、ほとんど認められないと思いますが、当時は頑張っている、一生懸命やっていることで、仕事をしたと満足していました。毎日、頑張っている自分をほめていたほどです(^-^;…。

経営者にもこれは、あるあるです。自分がどの仕事にどれだけ時間をかけているか?を意識しないと、時間を費やして一生懸命やったことがたとえ、書類整理だとしても充実感が生まれてしまいます。

ここでフォーカスすべきは、望む「結果」です。結果とは、経営者であれば当然、その日の売上とかよりも利益ですね。利益を出すために何をするか?がフォーカスポイントです。もちろん、利益の限りではありませんので、あなたが判断するフォーカスするべきポイントであれば問題ないです。

ある置き薬の営業マン

ここ(私の住んでいる全国で10番目に小さな市)もコロナ感染者59人ですよ!私も大村知事(現愛知県知事)と同じ考えで、コロナに負けず年を越してほしいですわ!と言って、目薬・頭痛薬・かぜ薬が入った箱を持ってきた、雑な営業マン。

大手企業グループ傘下の置き薬会社なのですが、営業トークがめちゃくちゃです。コロナ出しゃいいってもんじゃないです。これは個人的意見ですが、企業側に営業研修の徹底にフォーカスしていただきたいですね。とかく外回りの訪問営業はトークが雑です。チェックしてくれる人がいないからか、自己流になりがちです。

リモートの割合が多くなっても「営業」はなくなりません。職種として嫌われがちですが、営業はビジネスの基本です。株式会社新規開拓という、ゴリゴリ営業マン揃いの会社の社長である朝倉千恵子さんは、「人生そのものが自分を売るっていう点で営業」と言っているくらいです。

知り合いの出版社の社長さんは、電話営業にパートさんを雇っているのですが、上手くいきませんでした。そこで、セールスライターでもある社長さんが営業スクリプトを作ってトークを統一したところ、一気にアポ数が伸びたそうです。

もし、あなたのビジネスが伸び悩んでいるのであれば、「売ること」つまり、営業にフォーカスしてみるのもひとつの手です。

もっと奥にある本当の目的のためにフォーカスする

事業の存続も、利益も大事です。でも、本当はそれだけのために経営者でいるのでは、パワー不足です。あなたの人生で最も特別な目的にフォーカスできると、更にパワーアップした経営者としての姿勢が見えてきます。

これは、あるコンサルタントさんの文章です。フォーカスポイントがめちゃくちゃはっきりしていますので、共感できる、できないは別として、考え方を参考にしてみてください。

***ここから*********************
私は別に大きなビジョンがなくても良いと思っているし、逆にその大きなビジョンが身近な人との幸せを見失うとすら思っています。

周りに影響を与えたいとも思っていないし、有名になりたいとも思わない。誰かに勝ちたいとも思わないし、SNSのフォロワーも対して人と絡みたくないからいりません。

ただ、家族との時間を楽しく過ごし、楽しく過ごすためには売上を安定させる必要があって、~中略~売上が上がるモデルを作っただけです。
****ここまで*********************

このコンサルタントさんは、家族との楽しい時間以外にも、万が一自分がいなくなっても、奥さんが子供と暮らしていくのに困らないだけの資産をつくることも、フォーカスポイントとしてあります。自分がいなくなっても大丈夫な金額とは2億円。それが達成したかどうかは、ご想像にお任せしますとのことでした。

まとめ

経営者でなければできないことがあります。それは、あなたが人生のフォーカスポイントを経営者という立場を利用して、会社に反映させること。それができるのは、現在、会社を動かしている経営者、あなただけです。

つまり、あなたのフォーカスポイントが会社をつくり、あなたのフォーカスポイントに向けて会社は成長します。それが社会への貢献につながっていく、そんな会社作りができるのも経営者であれば夢ではありません。

お知らせ
あなたが人生をかけて目指し成し遂げたいフォーカスポイントを、コアビジョンと言います。このコアビジョンを見つけるための「経営者のためのコアビジョンの見つけ方(あなたはヒーローか?海賊か?)」の無料動画講座を近日中に配信予定です。興味のある方はこちらから経営者のためのめメールマガジン「ビジネスのたね」こちらに登録しておいてください。