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あなたが人生の主役になるための第1の習慣(7つの習慣)

誰もが自分の人生では、自分が主役ですっていいますよね。どんな人でも自分の人生では主役になれます。ですが残念なことに、自分の人生なのに脇役になってしまっている人がとても多いです。

「7つの習慣」の最終目的は簡単に言ってしまうと、人間関係を円滑にして、目標達成能力を上げてあなたを人生の成功へ導くことです。前回のブログでは、人生の成功のためには人格を磨くことも大切というお話をしました。

第1の習慣では、人格を磨くにあたって、あなたは自分が「主役」として人生という舞台に立っていますか?という立ち位置の確認になります。あなたの舞台なのに、もし脇役になってしまっているのであれば、まずは、舞台の主役にあなた自身を位置付けることから始めましょう!

7つの習慣、第1の習慣は「主体的に生きる」です。

自分を決定づけているという3つのウソ

あなたは自分の本当の姿や可能性をどのように決定づけているでしょうか?多くの人は、周りからの意見や社会的通念というパラダイム(思い込み)による影響が大きいとされています。主な3つは次の通りです。

1.遺伝子的決定論…短気で怒りっぽいのは、先祖から受け継いだ血のせい。
2.心理学的決定論…意思が弱いのは親の育て方のせい。
3.環境的決定論…コロナで苦しい思いをしているのは国のせい、会社のせい。

確かにどれも大きな影響を与えているものです。ですが、これらは社会という大きな舞台でのプログラムであって、あなたの舞台では、あなた自身のプログラムに書き変えることができます。そして、変えることによって、あなたが主役の人生を生きるための無限の可能性を与えてくれるのです。

刺激と反応の間にある選択の自由

私は、以前の職場では瞬間沸騰型の人間でした。不本意な命令を上から目線でしてくる上司に反論したあげく、物にあたり場の空気を悪くしたことも1~2回ではありません。言われた言葉(刺激)に対して、何も考えず感情のまま言い返す(反応する)という、動物と同じ反応をしていました。

ですが本来、私たち人間には刺激と反応の間に「選択の自由」があります。人生の成功のためには、人格を磨く。人格を磨くためにはまず主役という立場に立つ。この主役とは、『刺激と反応の間にある「選択の自由」に責任を持つ』ということです。

上司がなぜ不本意な命令をしたのかを考え、その場では受け止めて、後から話し合いの場を設けてもらうなど、同じ反論するにも対処の仕方はたくさんあります。

社会的プログラムを変えて主役になる4つのチカラ

刺激と反応の間を上手く対処して、あなたが主役になるためのチカラが4つありますので、ご紹介します。

その1.自覚…自分を客観的に見る力
自分を客観的に見られなければ、人を理解することはできません。まずは、自分を外から見られるようになりましょう。

その2.想像力…現在の状況を超えて頭の中で想像する力
この状況でどう対処したらどうなるか?物にあたって大声を出したら、場の空気がどうなるか?想像力が上がれば、どう対処すればどうなるか?が瞬時に見当つきます。

その3.良心…心の原則(謙虚・誠実など)と調和させる知識と能力
常に自分は謙虚、誠実、正直、素直などの良心に従っているか?という気持ちを持つことで、正しい判断ができます。

その4.自由意志…外界や人に影響されることなく、自覚に基づいて行動する能力
周りがどう思うかを基準にするのではなく、自分はどうなのか?わがままや自分勝手とかではなく、自分の思う良心に従っているかという判断基準をもつことです。

主役というのは、その舞台の中心人物です。だからと言って、自分勝手に立ち回るなど好き勝手していいということではありません。主役の動作によって舞台の良し悪しが決まります。あなたの人生で、一番責任が重いのは誰よりも「あなた」というのが主役という立場です。

主役になれない脇役3パターン

本来、すべての人が人生の主役なのですが、それを自ら放棄している人もたくさんいます。それが、被害者、加害者、傍観者です。

被害者…他の誰かのせいで、上司のせいで、国のせいで、私の人生は台無しだ!夫(妻)のせいで子供のせいで、両親のせいで私はこんなに不幸だ!
加害者…自分はこの部署で一番偉いんだ!だから言うことを聞け!俺(私)が養ってやっているんだから、好きなことしてもいいだろう!お前は俺(私)に従え!
傍観者…自分には関係ない。誰かがやってくれるだろう。待っていればいいことが起こるはず!

このコロナ禍で、またはSNSでの誹謗中傷などでも、被害者、加害者、傍観者がたくさんいるのが分かります。

率先力を高めよう!

人間は本来、周りの状況に左右されず、その状況に作用を及ぼす力を持っています。あなたの舞台を引っ張る力、率先力です。自分自身を取り巻く状況、つまりあなたの舞台です。これを自分で作り出す力。主役であるあなたが舞台の中心に立って、自ら進んで状況を改善し、行動を起こして、より良い素晴らしい舞台にしていく力のことです。

あなたの舞台です。あなたには行動を起こし舞台をより良くする責任があります。周りが動くのを待っていたり、悪役や脇役に回って周囲を見回しているだけでは、舞台は成り立ちません。

自分が主役である!という自覚を持ち行動することで、あなたの舞台は成功へ向かい始めます。

影響と関心の領域から見える問題

では、あなたが主役という立場を自覚するために、どこに注力するかを考えてみましょう!私たちは生活の中で様々な関心事があります。健康、家族、仕事、経済などなど。無関心は置いておくとして、まずは関心のあることには何があるかを考えてみましょう!

あなたに降りかかる問題は、ほぼ関心のある領域から生まれます。次に、関心の領域の中で、あなたが直接コントロールできることと、そうでないものに分けます。大きな関心の領域の中にそれより小さなコントロールできる領域である「影響」の領域をつくります。

7つの習慣では、領域=輪として円で表しているので、イメージは2重丸の外側の大きい方が「関心の輪」、内側の小さな円が「影響の輪」と紹介されています。

仕分けしていくと3つの問題が見えてきます。

影響の輪には、直接コントロールできる問題(自分の行動と関係している問題)
感心の輪には、間接的にコントロール、または影響できる問題(他人の行動と関係している問題)と、全くコントロールできない問題(誰も影響できない問題、過去の出来事など)です。

影響の輪に注力して輪を広げる

3つの問題で、主役のあなたの立場で注力するものは、もうお分かりですね!もちろん、直接コントロールできる問題です。人生という舞台をより良くするために、あなた自身ができること、セリフ回しや立ち回り衣装などなど、あなた自身が思う主役として相応しい自分を確立させます。

そうすると、間接的にコントロールできる他人、例えば脇役がセリフを間違えた!などあっても、アドリブであなたがフォローすることも可能です。それがかえってあなたの舞台をより良くすることも、力をつければできるようになります。

あなたの舞台がより魅力的になれば、全くコントロールできない問題、例えばコロナ禍でも、あなたの舞台が見たい!とお客さまが来てくれるということも起こりうるのです。

あなたがまずは自分が主役という自覚を持ち、あなた自身のクオリティーを上げていけば、あなたの影響の輪はどんどん広がっていくでしょう!

まとめ

第1の習慣の最後のブロックで、コヴィー博士は成功と失敗の関係についても述べています。それは、行動を選択する自由はあるが、その行動から得られる「結果」に対しては選択できないということです。脇役のセリフ間違いをちょっと面白可笑しくフォローする、という行動の選択はできても、それがお客さんにウケるかどうかは、主役でも選択できません。

ですが、たとえウケなかったとしても「失敗(残念)」と受け止めて、もちろん!脇役を責めるのではなく、改善点を見つけ自らも失敗から得られる教訓を学ぶ姿勢。それが、成功につながるということです。

コヴィー博士は「成功は失敗の彼方にある」と言っています。

誰もが自分自身の舞台を持ち、主役という自覚と責任を持ってどんどん!輝いていける世の中になるといいですね♪