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コンサルハウスHaluno マーケティングアドバイザー

冒険するように「売る」ことを楽しむ
経営者のためのマーケティング学習

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むしろ完璧じゃない方が育つもの

専門学校で19才前後の学生にマイクロソフトOfficeの授業を行っています。その授業内で復習問題をやってもらっている時、こんなやりとりがありました。

学生「先生、これってどうやるんでしたっけ?」
私 問題を見て(自分で作ったんですが)「・・・知らん」
学生「えっ?」
私「ごめん、まじで忘れた!ちょっと一緒に考えて!」慌てて、自分のPCの前で操作ボタンを探す。
学生「あー、これだっ!!」とボタンを見つける。
私「あー、先越されたっ!!」

無事?ボタンの場所を学生に見つけてもらい、その後の操作方法は説明途中でもうすっかり理解していました。

一応、MOSマスターというちゃんとした資格を持っています。が普段使わないボタンの場所は、操作説明が終わるとホッとして忘れます(-_-)。復習問題をやってもらっている時は特にPCの前ではなく、学生の後ろを見回っています。質問に後ろから画面をのぞきこんで「えーっと、うーんと」って言っているうちに、学生は自分で操作して解決していきます。今回の学生たちは熱心でできる子が多いので特にこんな場面が多いです。

言い訳もかなり入っていますが、質問をしてきた学生はもうその操作忘れません。自分で考え探し当てたので後は自分で理解してどんどん上達していきます。

分からないとすぐ聞いて、すぐ答えをもらって、なんかわかった気がする。これが一番危険です。

操作方法を1から10まで丁寧に教えても応用力は身に付きません。そうではなく考え方や理論、法則を伝えれば自分たちで応用していく力は「自分で考えてみる」という発想を加えることでどんどん強化されます。

社長や経営者であるあなたは間違いなく職場で完璧に近い存在です。もしかしたら意外に従業員の自分で考える力を奪っているかもしれませんよ。たまにはちょっと崩して、従業員を頼ってみては?きっと張り切って応えてくれると思いますよ♪私みたいにガチ忘れじゃなく、わざとだと技ありでかっこいいですよね。

でも権威性は忘れないようにしてください。これはまた機会があればお話しますが私も権威性を保てなければ学生にバカにされるだけですから、ここは意識しています(^^)

コンサルハウスHALUNO
余吾悦子