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Win-Winを考える第4の習慣(7つの習慣)

7つの習慣のまとめブログ、今回は第4の習慣「WinーWinを考える」です。第1から第3の習慣まではあなた自身の確立、私的成功についてでした。今回の第4の習慣からは、公的成功に入っていきます。あなた自身を土台にした周りとの人間関係の成功です。

その前に、相互依存について少しお話します。

私的成功と公的成功


「大衆の救いのために勤勉に働くより、ひとりの人のために全身を捧げる方が気高いのである。」~ダグ・ハマーショルド元国連事務総長~


この言葉は身近な周りの人、ひとりひとりと築き上げる深く有意義な関係が、大きな仕事のプロジェクトより大切ということです。だからこそ、これまでの第1~第3の習慣の個人の目標達成(私的成功)のための自立がなければ、公的成功は達成できません。

公的成功には相互依存という関係が必要です。相互依存とは、私的成功を達成し真に自立した人たちが、信頼関係の上に成立させる協力関係のことです。相互依存によって一人では成し得ない大きな成果を、協力することで生み出すことができるのです。

6つの人間関係の考え方

多くの人は人生を、強いか弱いか、厳しいか甘いか、勝つか負けるか、食うか食われるかという「二分法」で考えがちです。ですが、私たちの日頃のコミュニケーションによる、人との関係性には6つの考え方があります。

Win-Win
自分も勝ち、相手も勝つ。それぞれが自分の望む結果を得られるという考え方。
例)新商品の開発をそれぞれの部署ごとに意見を出し合い、建設的な話し合いの場を設けようという考え。

その場にいる全員が、すべての人が満足できる結果があるはずという考えに基づいている。あなたの成功は他の人の成功を犠牲にしなくても、また、反対でも達成できるという考え方。

Win-Lose
自分が勝ち、相手が負ける。スポーツや競技などはこの考え方。
例)新商品のプレゼンで、自分が採用される(勝てる)ように全力で自分の意見を主張する考え。

家庭でも仕事でも成績や出来を競争、比較される環境で生まれる考え。達成しないとダメな自分、認められないとダメな自分というような、自分の外側での評価に躍起になり勝たなければという考えに陥る。

Lose-Win
自分が負けて、相手が勝つ。相手に好かれることに価値を置く。
例)新商品のプレゼンで、自分の意見ではなく、決定者の好みに合わせてプレゼンする考え。

自分自身に対する基準、期待、希望、ビジョンなどが全くない。嫌われることが怖いとは言え、表現できない感情を抑え込んでいるため、逆切れや無気力などの感情面や体や心に病気として表面化することも多い。

Lose-Lose
自分も負けて、相手も負ける。我の強いもの同士がぶつかる結果。
例)新製品のプレゼンの締め切りに間に合わない!この際、他の人の邪魔をしてみんな失敗させてやる!というような考え。

相手を負かすためなら、自分が負けても構わない。自分がみじめだから、他人もみじめであるべきだ。復讐心に駆られ、相手を傷つけることは自分を傷つけることになる、ということが見えなくなってしまうこともある。

Win
自分だけの勝ちを考える。人の勝敗に興味はない。
例)新製品のプレゼンについて質問をしてきた後輩に対して、たとえ専門分野であってもアドバイスせず、自分には関係ないと無視する。

他人に負けてほしいと思っているわけではなく、自分の勝ちにこだわる。ただ、人の勝ちを応援するという考えがないため、孤立しやすい。

Win-Win又はNo Deal
Win-Winに至らなければ、取引しないことに合意する。
例)Win-Winを考え、建設的に新商品の話し合いを行ったが合意に至らず、今回の主旨での新商品は見送り、全く別の主旨の新商品に変えるなどにする考え。

自分も相手も望む結果が得られる道がある、という前提で話し合った結果、合意が得られないと判断した場合は、取引しないことに合意しましょう。と、最初に一言添えておくと、交渉決裂!を避けることもできます。

本当のWin-Win

この6つの考え方は、それぞれが自分の状況や役割に応じて変えているので、どれが正解でどれが不正解とは言えません。スポーツなどの試合ならWin-Loseを考えますし、生死にかかわる緊急事態にWin-Winとか、言っていられません。仕事などでどうしても今回はLose-Winで、という場合もあるでしょう。

ですが、普通に生活していく上で大切な考え方は、Win-Winです。また、Win-Winを考えたうえでどうしてもお互いが、合意できない場合はNo Deal、取引しないという考えを持っておくと気持ちもラクです。例えば辞職や離婚などがそれにあたります。

Win-Winはよく使っているという人も多いと思います。ですが、本当のWin-Winは前述した相互依存の関係でなければ、難しい考え方です。ほとんどの場合が、本当のWin-Winとは言えないことが多いです。

私も最近、自分の決定したことは自分のためでもあるし、相手のためでもある!これはWin-Winなんだ!と思って決断したことがあります。ですが、完全に私のパラダイム(思い込み)でした。なぜ、私の思い込みだったかと言いますと、次にお話するWin-Winという考えを支える5つの柱に、ひとつも引っかかっていなかったからです。

Win-Winを支える5つの柱

(1)人格
今までの習慣で出てきた自身の人格です。自分自身が誠実で思いやりと勇気があり、人の成功を喜べる人間であることが重要です。相手のWinを考えることの前に、自分自身が望んでいるWinは何か?を明確にします。あなたの人格を土台にした、あなた自身のWinが必要不可欠ですよね。

(2)関係
(1)の人格の土台の上に成り立つお互いの信頼関係が構築され、相互依存になっていることが、Win-Winを考える大前提です。また、関係性によっては必ずしもWin-Winである必要はありません。まずは、Win-Winを可能にする信頼関係を築くことが大切です。

(3)合意
Win-Winはお互いの信頼関係の上に成り立ちますが、友情や愛情という感情では成り立ちません。それぞれが望む結果を得るための条件に合意する必要があります。条件とは、前回の第3の習慣で出てきたデリゲーション。完全に任せる5つの準備を使うと便利です。
【Win-Winの実行協定】
「望む結果、ガイドライン、使える資産、責任に対する報告、履行(不履行)の結果」です。

(4)システム
多くの場合、問題は人ではなくシステムにあります。たとえ善い人間でも、悪いシステムの中に置くと悪い結果が出てしまいます。

Win-Winは目標達成と目標達成能力のバランスでもあります。どうすればWin-Winになるかを考え始めると、目標達成するためには?目標達成能力をどうするか?というバランスをとるための、システムを作り出せるようになります。

(5)プロセス
どうすればWin-Winという結果に至るか?Win-Winの結果を望んでいる人や組織であれば、次の4ステップを本書は勧めています。

ステップ1.問題を相手の立場から見る。本当に相手を理解するように努め、相手と同じくらい、あるいはそれ以上に、相手のニーズや心配・関心事を表現する。
ステップ2.対処しなければならない課題と関心事(立場ではない)を明確にする。
ステップ3.完全に納得できる解決には、どういう結果を確保しなければならないかを明確にする。
ステップ4.その結果を達成するための新しい案や選択肢を打ち出す。
※プロセスに関しては、第5、第6の習慣でも詳しく出てきます。

まとめ

Win-Winは話し合いで妥協して、落としどころを決めるものでは決してありません。相互依存の関係にあり、相手もあなたも望む結果が得られるという解決案が、必ずあると考えている者同士が意見を交わし見つける「第3案」です。

コロナ禍で信頼に基づく人間関係を構築するためには、よりWin-Winという考え方が必要だと思います。なぜなら、コロナ禍こそ一人で生きていくのは難しいと感じるからです。思うようにいかない中で、お互いの相互依存、信頼関係から生まれる第3案は、きっとまだまだ続くコロナ禍を生き抜いていく、あなたやあなたの周りの人たちの支えになります!

Win-Winの考え方ができる人間関係が広がっていったら、どんな世の中になるかと想像するだけでもワクワクしてきます。ぜひ!参考にしてみてください。