昨日は、朝から大型のある商品の販売セミナーに参加してきました。60~70名ほどの方がいらっしゃったでしょうか。久しぶりに、私のビジネスとは無関係のセミナーとラフな格好で行ったのですが、セールスやマーケティングと無関係なものなんて、所詮ありません。
結局、ヘンな虫がうずうずしてしまいましたので、ご紹介します。
今回のセミナーは朝から2時間みっちり説明会。その後ランチ会を挟んで、午後からは体験会。結局、18時の別のお約束になんとか間に合ったくらい時間がかかりました。それでも初回は無料という、お贅沢なものではありましたが。
でも、やっぱり丸1日がかりとなると、無料でもちょっと時間的にもしんどいですよね。で、ムダな部分を削れないかな?と考えました。そんなに時間をかけなくても売れる商材です。むむ~!っと考えたところ、午前の2時間の説明会、まるっといらないと思う!という結論に行きつきました。
というのも私も、お隣に座った方も、商品の中の「A」を目的に参加しました。ですが、その会社のメイン商品はA、B、Cと3つの分野に別れています。まずは、本日のインストラクターがご自身の身の上話と、どうしてこの商品を扱うことになったかを約1時間近くお話しします。その後、会社概要、商品「A」のデモンストレーション、A、B、Cの分野別商品の説明と続きます。
商品B、Cに興味はありません。お隣の方も2時間ぶっ続けで、何度もこっそり伸びをしていました。私たち一番前の席でしたが…。
セミナーの2時間なら休憩なしでも問題ないと思います。ですが、興味のあることだけの2時間と、全く興味のないことを1時間以上聞かなければいけない2時間では、全く違います。そして、ランチ会の後の体験会は商材Aの体験で、ここでB、Cはでてきません。
お隣の方もそうでしたが、午前中の2時間でお腹いっぱいになって帰った人もたくさんいそうです。これ、めちゃくちゃもったいないです。商品の説明、会社概要なんて後でいくらでもお話しできます。
体験できるものであるなら、まず体験してもらいましょう。百聞は一見にしかずです。体験には「お客さまの声」以上のチカラがあります。自分で体験できるのですから、当たり前です。今回はポルシェが欲しいのに、ワゴンとセダンと販売会社の概要を一緒に説明された感じです。
ポルシェが欲しいとお客さまが言っているのであれば、ポルシェに乗ってもらいましょう。試乗してもらうだけです。あとは質問があれば、お客さまから聞いてくれます。販売を難しくしているのは、案外、販売している側ってこともありますね。
コンサルハウスHALUNO
余吾悦子