こんにちは!余吾です。
自分でビジネスを始めたばかりというのは、お金をいただくことになぜか、申し訳ないという罪悪感を持つ人がとても多いです。知り合いだから安くします。始めたばかりだから安くします。と、適正な対価をいただけないなんてことありませんか?
今回は成功者から聞いた、「お金」に対する罪悪感を消すためのマインドセットの仕方を、ご紹介します。
お金に対する罪悪感の正体とは?
お金持ちは、「何か悪いことをして儲けているのではないか?」とか、「お金は苦労して儲けるもの。ラクして儲けるなんてよくない!」なんて話を耳にしたことはありますか?
お金をもらう人=得をした(儲かった)
お金を払う人=損をした(お金が手元からなくなった)
これは私たちの長年の習慣で、お金だけにフォーカスしてしまい、単純に上のように考えてしまうからです。支払った人が損をしていると思い込むこと、これが罪悪感の正体です。では、どうすればいいのか?まずは、罪悪感がなぜ生まれるのか考えてみましょう。
なぜ罪悪感が生まれるのか?
日本人は、「節約」とか「つつましい」ということを美徳とする傾向が強い人種です。小さい頃からの教えで、お金儲けは悪いことという根強い感情があります。
支払う側(お客さま)なら、支払った相手に得をさせている(儲けさせている)と言う、ちょっと上目線の感情になります。では受け取る側はどうでしょう?
例えば従業員などであれば、お金は企業がいただくので、企業が得をする(儲かる)となり、罪悪感は生まれません。ですがビジネスを始めて、あなたが直接お客さまからお金をいただく立場になると、得をする側になってしまいます。
この「お客さまに損をさせていて、自分が得している。」という考えが罪悪感になっていきます。
私のアロマセラピスト時代のお客さまの言葉
私は以前、自宅サロンでアロママッサージをしていました。初めて練習ではない施術をしたお客さまは知り合いでした。
希望の施術コースを終えて、私は自分の未熟さと料金設定の申し訳なさでつい、「8,000円のコースですが、○○さんが初めてのお客さまでしたので、今日は3,000円にさせていただきます。」と伝えました。
あなたは手を抜いたんですか?
お客さまは厳しい口調で「余吾さんは、手を抜いたんですか?それは私にとても失礼なことです。プロとして施術してくれたんじゃないんですか?」
恥ずかしいことに「3,000円にさせていただきます。」とは、お客さまに良かれと思って言った言葉のつもりでしたが、お客さまにはそれは逃げだと指摘されました。確かに、自信がなく自分が批判されるのが怖いだけのただの逃げでした。自信がないから3,000円なんて、今思えば本当にお客さまに対して失礼な話でした。
あなたの商品・サービスを売ることの大切さ
最初のお客さまに恵まれて、厳しいご指摘を受けたことで、私自身、改めて自分の商品・サービスで適正なお金をいただくためには、正しい考え方(マインドセット)が必要だと感じ、成功者から学びました。
まず「売る」ということが、どういうことなのかを見ていきましょう。
商品・サービスを売るということ
「売る」ということは、あなたの商品・サービスが、お客さまの役に立つことです。
●お客さまの望みを叶えること
例)将来、独立したい。⇒ビジネススクールに通う。
●お客さまの悩みが解決すること
例)自転車では子供の塾や習い事への送迎がたいへん。⇒車を買う。
●お客さまの人生の質を高めること
例)家族でいろいろな体験をして視野を広げたい。⇒旅行に行く。
など、お客さまは得られるものに対価を払っています。つまり、損をしているのではないということです。
どんなことにお金を使うか考えて意識する
あなた自身が、消費者になった時のことを考えてみましょう。お金には3つの使い道があります。
消費・・・生活していくうえで必要なもの。(食費、生活用品など)
浪費・・・ムダなもの。(愚痴ばかりの飲み会、一獲千金を狙う賭け事など)
投資・・・将来の自分や家族のためのもの。(書籍、人脈を広げるための飲み会など)
あなたは、自分のお金を何に多く使うでしょうか?日々のお金の使い方を意識してみましょう。
お金を支払う側から得を体験する
もし、消費や浪費が多くの割合を占めるのであれば、あなた自身のお金に対する意識は「支払うと損をする」となっているかもしれません。意識して、投資の割合を多くしましょう。そうすれば、あなたやあなたの家族が得られるものに対して、対価を支払っているという感覚が身に付きます。損をするではなく、お金を支払ったことで得をするという体験が得られます。
お客さまが商品・サービスを購入する本当の理由
お客さまは、あなたの商品・サービスが欲しわけではありません。商品・サービスを購入するのは、それを手に入れる、そのサービスを受けることで得られるメリットが欲しいからです。
売る側の幸せ、買う側の幸せを理解する
本来お金は、次のような関係が成り立ちます。
■売る側にとっては、お金を受け取って幸せ
■買う側にとっては、価値を受け取って幸せ
あなたの提供する、商品、サービスはお客さまにとって価値のあるものでしょうか?この幸せをお客さまに感じてもらうためには、あなたがいい商品、サービスを提供することが大切です。
まとめ
お金をいただくとき、私たちはどうしてもその「お金」だけにフォーカスしてしまいます。でも、それはあなたが自身の商品・サービスに自信を持って提供することにフォーカスすることで、大きく変わります。
あなたの商品・サービスを受け取ったお客さまは必ず、「価値を得られる」「人生の質が向上する」とあなた自身が信じましょう。そうすることで、お客さまに感謝されながら、あなたの商品・サービスに対する適正な金額を支払っていただける、理想のお金の循環が生まれます。
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コンサルハウスHALUNO
余吾悦子