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コンサルハウスHaluno マーケティングアドバイザー

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コロナを生き抜く強い企業3つの特徴

「あっ、やべ、マスク・・・。」近所のスーパーまで行くのにも、マスクしないと!という強迫観念にとらわれます。6月中旬にやっとあべのマスクが届きましたし(^-^;。この4か月ほどの間に、私たちの生活はいろいろな面で、一変しました。暗い気持ちや不安の中で過ごした経営者さんも多いのではないでしょうか?

ですが、外出自粛や緊急事態宣言になっても、元気な企業はありました。もちろん、営業できないので休業しなければならない業種でもです。売上が激減しても、全くなくても、アフターコロナやウィズコロナを考えて、対策を練っていた企業も含まれます。

なぜ、元気でいられるのか?この先の新しい時代に、どうしたら生き抜けるか?今回はそれを考えてみました。

コロナを生き抜く強い企業3つの特徴

特徴1.部分的にもオンラインを導入していた

ある学習塾は、コロナになってからも募集が止まることなく、むしろ断っているくらいだそうです。理由は、いち早くオンライン化したからです。どうしてできたのかと言うと、親御さんとの三者面談や、一部の授業の資料配布などでオンラインを導入していたからです。

日本の学校のオンライン導入は、このコロナ中でようやく全体の5%です。オンライン化のモデル校や、もともとタブレットなどを使った授業をしている学校だけが、オンライン授業を取り入れることができました。

ですが、アメリカではほぼ滞りなく、オンライン授業が行えています。理由はとてもシンプルで、アメリカはオバマ政権の頃から、授業のオンライン化を進めていたからです。

企業も全く同じですね。もともと、リモートワークを毎日ではなくても、取り入れていた所や、オンラインでできる仕事であれば、導入は早いです。それでも、企業のリモートワークの導入は30%ほど。この先は、10%ほどに戻ってしまう可能性が高いそうです。

でも、今後を考えれば、毎日でなくてもある程度のリモートワークの習慣は残しておいた方がいいですよね。

特徴2.日頃の顧客満足の実行

小さなカラオケ店や、昔からの飲み屋さん、常連客やファンがたくさんいる店舗などは休業しても、常連客やファンは再開を待っていてくれます。また、テイクアウトやデリバリーに切り替えても、買ってくれます。

コロナでテイクアウトやデリバリーに切り替えても、恐らくほとんどの店舗がうまくいかなかったと思います。それは、告知できる常連客やファンがいないからです。

日頃から、お客さまを大切にして、強烈な常連客やファンがいるところは強いです。ただ売っている、うちは商品・サービスには絶対の自信があるから、また店を開ければお客さまが来てくれると思っていると、お客さまが戻ってくるのは難しいかもしれません。

特徴3.日頃の社長(店長・上司)との社内コミュニケーションの充実

こういう危機の時、経営者にとって従業員、スタッフなどの協力や理解は必須です。ですが、日頃からコミュニケーションをとっていて、働いている人たちからも愛される会社でないと、小さな企業はとてもきついです。

従業員を抱えている経営者にとって、危機を一人で乗り越えようとするのは難しいです。ですが、日頃から自分たちを大切に思ってくれている社長や上司には、従業員たちも協力しようと思いますよね。アイデアを出してくれたり、シフト調整に快く応じてくれたり、お給料の減額をお願いしなくちゃいけないかもしれません。

日頃の従業員、スタッフや部下との接し方で、危機を乗り越えられるかどうかが決まることもあります。こちらも、顧客満足と同様、従業員満足度の高い会社は、もともと業績がいいところが多いです。

これからのWithコロナを生き抜くためには

特徴3つを統合的に考えると、つまりは、日頃の当たり前の業務がいかに大切か?に尽きるということです。今回のコロナで、いろいろなことが判明しました。判明しなかったのであれば、それは日頃から何も考えていないということです。

判明した中で多かったのが、以下のようなことです。

◆ムダな業務が見つかった。
◆人員を割くべき部署が明確になった。
◆会社に行くことが仕事だと思っている従業員がいた。
◆オンラインの方がラクな業務や作業が見つかった。
◆敵だと思っていた人が、味方や協力者になった。

などなど、私たちの日頃の仕事の進め方や考え方、日常のあり方などを見直す、いい機会になったはずです。

オバマ元大統領は「教育格差をなくすため、強い経済を作るため、オンライン化は国の仕事である」という考えがあったため、オンライン化を10年前から進めていました。

Yahoo!ジャパンは、何年も前から月に1回、好きな所で仕事ができる、リモートワークデ―を設けていました。

オンライン化に関しては、規模が大きな例になってしまいましたが、小さな店舗ビジネスでも考えて、工夫して乗り切ったところはたくさんあります。

クラウドファンディングは、東日本大震災の時にも利用して、危機を乗り切った方がたくさんいました。今回のコロナでも商店街で協力し、クラファンで資金を集めて、コロナ後に使える商品券をつくって販売したり、飲食店が別でアイテムを作って売ったりしていました。

旅館、ホテル業の従業員を、コロナで人手が足りない業種へ一時派遣させるというものもありました。農業のお手伝いや、デリバリー要員などです。

まずは従業員の給料確保と、いち早く銀行の融資や支援金、助成金を申請した経営者もたくさんいました。

飲食だろうが、その他のモノやサービスを売っていようが、AIがどれだけ導入されても、ビジネスを作り出し、動かしているのは人です。AIがやってくれるから、消滅する業種があると言われていますが、消滅する業種があれば生まれてくる業種もあります。

今回のコロナはまさに、その新たな業種を生む、大きなきっかけになったのではないでしょうか?

結論は、どう考えて動いたかです。日頃から常に支えてくれている社員やスタッフ、あなたのビジネスのお客さまたちと、どう接しているか?の結果がコロナで出てきただけです。withコロナを生き抜くためにまずは、経営者自身の考え方を新しいモデルにする必要があるかもしれません。

新時代のビジネスモデルとは?

私が見たり、聞いたりしただけの勝手な解釈になってしまうのですが、参考になれば幸いです。

オンライン化できるものはオンライン化する

5Gで加速するオンライン化については、昨年から話題に上っていました。先を読むマーケターたちは、昨年からすでに今年の加速するであろうオンライン化に向けて、準備をしていました。

この先、コロナが終息しても、オンライン化の波が終息することはありません。あなたのビジネスで一部でも、オンライン化できるものがあるのであれば、今からでも何がオンライン化できるのか考えたほうがいいです。

通常のお店での飲み会ができるようになっても、遠方のお友達とのオンライン飲み会は、なくなりませんよね、きっと。

異業種との連携や新事業(副業)

商店街内で、一致団結したのであればその結束がつづくような、システムを作っておきましょう。旅館と農業、飲食店とデリバリー配達員など、異業種で連携したのであれば、今後もいざという時のためにその関係を続けられないか考えてみましょう。

とりあえず、一時的に行ったデリバリーやテイクアウトは、お店が開けられるようになったからすぐやめるのではなく、存続させられないか?別の形でできないか?考えてみましょう。

また、本業ではないものを売ってみたという場合も、それを新事業として立ち上げられないか?もう一つの収入の柱になり得ないか?ぜひ!考えてみてください。

今回、苦肉の策で行ったことだとしても、今後に活かせるものがあるかもしれません。世の中はもう新しい時代です。コロナ前の世界には戻りません。とりあえず落ち着いたからやめるのではなく、このコロナで新しく考えたことを、定着させたり発展させたりできないか、考える価値はあると思います。

まとめ

今回のコロナでも、元気だった企業の経営者の方は、皆さん、探求心とチャレンジする情熱を持って、社員や取引先、お客さまを守ろうとする姿勢がありました。暗いニュースばかり見たり聞いたりしている中で、たくさんの元気や勇気をもらった気持ちです。

大変な思いや、決断をされた方もたくさんいらっしゃると思います。ですが、それぞれの状況の中で、あなたの速度で、ぜひ、また一歩ずつでも歩みを進めていたくための、少しでも参考になれば幸いです。