先日あったセミナー講師の研修で、前に出て自分の仕事内容を1分間でスピーチするという発表がありました。
実はこれ、30秒という半分の時間でしたが、7月の終わりに100名の前でやったばかり。その時は、カンペちら見してのものではあったのですが、仕事柄、人前でしゃべるのは慣れているので、緊張することもなくこなしたのですが・・・。
えっ、たった20名の前で…緊張?私が?
はい、緊張して言葉が出てきませんでした。発表することは前日に知らされていて、どうも覚えてきてって言われたようなのです。が、なぜか私は勝手に、カンペ見てもいいと思い込んでいて、1分間スピーチを覚えていかなかったのです。
30秒と1分では、セリフの長さが全然違います。当然、ざっくりアウトラインしか頭に入っていないので、えーっととか、全然わかんないとか、ありえない言葉を言ってワタワタしていたら終わってしまいました(^_^;)。
こんなの今まで講師を担当してきた、下は16歳から上は92歳までの生徒さんや受講生さんには、絶対に見せられない姿です。至極のギャグがウケなくても、シーンと一人ぼっちで取り残されても慣れっこで、ほぼ動じない私が「覚えていない=準備していない」ってだけで、言葉がでない。しかもたった1分間。
講師なんて2~3時間は普通にしゃべりっぱなしだし、1日中だってあるのに1分間に言葉がでないなんて、経験したことなかったんです。
いや~恐怖でした。みんなの目がなんとなく、見守ってくれている温かな目に感じて、いつものアウェイ感はなかったのですが、貴重な経験をしました。
ダイレクト・レスポンス・マーケティングの権威である、故ダン・ケネディはセミナーや講演、プレゼンでも必ず準備することがあると言っています。その1つが・・・
「上手くいかない可能性のあることをすべてリスト化する。」です。
これ以外にもたくさん事前にリスト化するものがあって、ダンの下準備はものすごい時間をかけます。私も授業が3時間なら、3時間はかけて準備します。普通はそれ以上に時間がかかります。
もしプレゼンやミーティングで、相手に伝えることがある時には、このダンのリスト化を準備に使ってみてください。準備していないお化けはマジで怖いですよ~♪
9月の半ばにプチ創業塾というイベントのゲストスピーカーにお呼ばれしています。事前に恐怖を知っておいて良かった(^^)!しっかり準備します。
コンサルハウスHALUNO
余吾悦子