昨日、ネット回線の飛び込み営業がきました。仕事柄すぐわかりましたが、営業とは思えない上手い導入だったのでご紹介します。
インターフォン越しに「近所で光回線の工事が行われますので、お宅の電柱との兼ね合いでご挨拶にきました。すこし玄関口までお願いします。」と。家の敷地内に電柱があるんです。これ、もちろん中部電力の持ち物なので、ちょっとですが電柱のお家賃いただけるんです。
そんなところ突いてくるあたりかなりの切れ者!どこの業者?これは話してみないと!と出ていくことにしました。コミュ○ァと名乗られ、ちっと舌打ちしたい気分でした。コミュ○ァって失礼な人ばっかなんです。が、今回の人は違いました。
まず、工事が行われるのでという説明がされました。これに関してはホントかどうかではなく、呼び出した内容と整合性があるかどうかです。通常そうやって呼び出しておいていきなり営業トークに入る人がほとんどです。電柱出してきた辺り、家の状況で呼び出しトーク変えていると思います。
次にどこの回線を使っているか?使い心地はどうか?現在のネット環境事情、この先どうなるか?と、ためになる情報を十分話してから、本題です。
まじ、ただ者ではない!残念ながら固定電話の番号が変わるかも知れないらしく、お乗り換えの話は断りましたが、気がつけばちょっと乗り気でした。もちろん「切り替えませんか?」とか「コミュ○ァにしませんか?」とは一言も言っていませんでした。上手く周りから攻めてきます。
クレーム潰しも上手かったです。私がコミュ○ァは前こうでこうで大変だったんですよ~と言えば、あーそれは若い担当に当たっちゃったんですね、申し訳ありません。 私たちベテランになるとその問題はこうやって予測できるので、こうするようにしてます。
ほー!すばらしい。飛び込みの対面営業でこんなに気持ちのいい対応は初めてかもしれません。断った際も、爽やかにわかりましたありがとうございました。と余裕の笑み。表札のコンサルハウスにも動じないあの感じ、表札が弁護士でも法律事務所でもあの人ならインターフォン鳴らすなきっと、と思いました。
まとめます。
・インターフォン越しの話と整合性をつけ、まず警戒心を取り信頼感を持ってもらう。
・お客様の状況や今の使い心地を聞き、問題点や不満を聞き出す。
・それに合ったお役立ち情報や解決策の話をして専門家であることを印象づける。
・それから問題解決にはと、自社商品の話をする。
・それに対する不満、疑問、不安を潰す。
・断られても未来のお客様候補。爽やかに余裕を持って立ち去る♪
完ぺきでしたー!!
コンサルハウスHALUNO
余吾悦子