今、学んでいる読書法で思わぬ言葉を耳にしました。
「グレーゾーン(読書法ではグラデーションゾーンと表現していました)を楽しむ」
です。これ、昨年からもう何人の方にそうアドバイスされたでしょう!というくらい言われている言葉です。まさか、読書の世界も「白黒つけるのはダメなのかしら?」って気づきました?私の癖です。いいか、ダメかの2択しかないんです。きっとアドバイスくれた人たちは「いいのよ。白黒つけてもいいのよ。でもつけなくてもいいのよ。」というでしょう(笑)。
多分ですが私以外にもグレーゾーンにあまりいいイメージを持たない人多いのではないでしょうか?なぜなら、私たちは小学生からテストがあり○か×かで評価され、△という曖昧な解答に褒められることもありませんでした。答えが1つではない解答であってもそれについて細かく評価されることはほとんどなく、やはり○×評価でした。
今はそういう教育に異議を唱えて、子供の考える力を養うカリキュラムを考えている学校もあるみたいですが、私は今でも白か黒か、いいか悪いかですぐ判断する癖がなかなか抜けません。
でも、読書法でなるほどと思ったのは学習して習得する過程ではグレーが大事ということでした。これはそもそも読書の目的が「読む」ではなく「内容を習得する」という視点であることが前提なのですが、、、
できない⇒あっなんかわかってきた⇒できた~!!
簡単にしてしまいましたがこの過程の中で真ん中の「あっなんかわかってきた」という部分がグレーゾーンです。このグレーゾーンを楽しむことこそ、しっかり習得するということにつながります。
「人間は口にした言葉と描いたイメージに支配される」とは学んでいる読書法「フォーカスリーディング」の寺田先生の言葉です。人は最初に「できない」と口にするとそこで努力する過程を遮断します。グレーゾーンまでいけないんです。これはもったいないですね。はっきりしないグレーゾーンは0(ゼロ)から目的地に行く過程で絶対に必要な領域なんですね。
「曖昧さは人生の遊び、大人ならグレーを楽しむ余裕を持ちましょ!」と大人の女性に言われたの思い出しました。あなたはどうですか?もし白黒はっきり星人なら一緒にグレーを楽しんでみませんか?
コンサルハウスHALUNO
余吾悦子