突然ですがリーダーになるにはどうしたらいいでしょう?講師になりたいという人がいたので考えてみました。講師は専門スキルの知識を用いてその時間、その空間で受講者を着地点まで導くリーダーです。でもリーダーも講師も自分でなる人は少ないのではないでしょうか?
例えば個人的に「そんなスキルがあるなら教えて」とお願いされたり、リーダーも「あなたに是非」と上司や団体に推薦されたりして。結果、今その立場にいるという人がほとんどだと思います。あなたが会社の創立者だとしても最初から知らない人があなたについて行きます!とはなりませんよね。
もう何年も前ですがちょっと苦い経験をしたことを思い出しました。設計系のスキルで講師ができる人を探していて、ある方にお声掛けしました。50代会社役員経験があり数年間アジアでその設計スキルを指導した経験もあり、その時は独立されていて条件ピッタリ!と上司に推薦し採用となりました。
ご自分のスキルにかなり自信をお持ちでしたが講師経験はなかったので、他の講師の講義見学やベテラン講師の指導機会を用意しました。が一切受けず第1回目の講義に立たれました。心配だったのでベテラン講師にサブで入ってもらったのですが、講義準備なしだったため講義開始30分でベテラン講師に交代。受講者から「あれ本当に先生ですか?」とクレームをいただきました。
講師は能力が高いことより、どれだけ受講者の身になれるかがとても大事なお仕事です。辞めていただくお話をした時にどうして依頼を受けてくれたのか聞いてみました。彼の答えは「自分のスキルアップになると思ったから」で受講者の利益については何も出てきませんでした。私の人を見る目もまだまだと痛感しました。
名著「7つの習慣」今回は習慣2つです。まずは「第6の習慣 シナジー(相乗効果)を創り出す」です。まず自分の内側にシナジーを起こして視野を広げる努力が必要です。率先して自分自身が変わる努力をすることで、やがてあなたが広がる波紋の中心になります。
もう一つ「第7の習慣 刃を研ぐ」も重要です。人格を磨く。経営者、リーダー、講師も他の職業もすべて成功するために絶対的に必要なものがあります。それが「人格・人としての器」です。器の小さな人間がどれだけ懸命に頑張っても器の大きな人間の普通にも届きません。これが成功する人のベースです。
最後におまけ。何十人ものビジネスマンの前で用意した至極のギャグがドンスベリしても凍りついたそのアウェイ会場でしれっと講義を続ける強いハートも必要です♪言わなきゃいいんですが、言いたいんです(^_^;)。。。
おススメ本:7つの習慣(Amazonサイトへ移動します)
※毎回同じ本です。がほとんどのビジネス本がベースにしているのがこの7つの習慣ですので、強くおススメします。飽きたというスゴイ方は「第8の習慣」をどうぞ!
コンサルハウスHALUNO
余吾悦子