昨日、目の前の100均で買ったカレンダーが、まだ6月ってことに気づいて、めくると今月の名言が目に入りました。
「今一度 日本を 洗濯致し候 坂本龍馬」
ほぉ~、昔より今の方が平和と言えば平和なんでしょうけど、汚れはそこここに、今もたくさん存在しますよね。坂本さんも「いっそ洗濯して日本の汚れを根こそぎ、おとしちゃえっ!!」なんて思っていたのでしょうか?いや、思っていたんでしょうね。こんな言葉を残しているんですから。
坂本龍馬といえば、豪快で大胆で強くてイケメン♪土佐弁の「~ぜよ!」も、男らしくて、どちらかというと、喧嘩っ早いとか、体育会系のイメージが強いのではないでしょうか?歴史上の人物でこれほど人気のある人は、彼をおいて他にはいないですよね。
でも、実際の坂本龍馬は、実はめちゃくちゃビジネスマンだったんです。小さい頃はいじめにも合っていたらしく、豪快で大胆で体育会系というのは恐らくですが、小説やドラマ、または土佐弁の影響だと思います。若いころに2回ほど、1年にわたって江戸に剣術の修行に出ていますから、強かったのは強かったのかもしれませんが、力ではなく、ビジネスの才が本当の功績です。
坂本さんの一番の功績と言えば「薩長同盟」ですね。
坂本さんは、勝海舟に弟子入りし海軍操練所で学んだ経験を活かし、薩摩藩の援助を受けて「亀山社中」を結成します。これが、のちの株式会社の先駆けです。そうなんです、坂本さんが日本で最初に株式会社つくっちゃったと言っても過言ではありません。
そして、対立する薩摩と長州のそれぞれが抱いていた「悩み」に着目します。薩摩の悩みはコメが足りないこと。長州の悩みは兵器が足りないこと。そこで、坂本さんが両藩の仲介役となり、それぞれの悩みを補う形で関係を築き、薩長同盟が実現するのです。完全にコンサルタントですね♪
お客様の悩みを聞き、物流という形で問題解決する。株式会社を立ち上げたビジネスマンです。薩長同盟のおかげで、歴史は明治維新、つまり産業の時代に移行していくことになります。これは坂本さんが、戦争や軍事力で国を治めるという方法ではなく、物流や商売で国を変えたいというビジネスマンの目が存在したからです。
ビジネスの原理原則、「ビジネスとはお客様の悩みを解決するための提案」とは坂本さんの時代から不変だったんですね。それは、やらんといかんぜよ♪ん~使い方、合ってるかな(^_^;)?
コンサルハウスHALUNO
余吾悦子