ライバルはいるでしょうか?あなた個人の?それともあなたのビジネスの?どちらにしても同業とか同年代とかで、あいつには勝ちたいなど思うこともあるかと思います。
でも、自己啓発や成功法本の著者である中村天風氏はテニスをしていて負けたことを弟子に「負けましたね」と指摘されると「バカヤロー、向こうが勝ったんだ。次は俺が勝つ」と楽しそうに笑ったそうです。
「天風先生には、どこにも負けがない。自分が五回勝ち、相手が五回勝った。そういう発想で十回全部を楽しんでしまうのである。」―中略― 勝ってばかりいる人生が、成功の人生ではない。否、勝ってばかりいる人生などどこを探してもない。負けることを含めた人生を成功に導くには、勝ち負けだけの一元的な発想、見方を広げる必要がある。それが寛容の心である。」
「中村天風 成功の黄金法則~」清水榮一著より
この本の著者、清水先生は私の人生を変えてくれた大恩人です。自分のライバルは常に自分と教えてくれました。昨日の自分が今日の私のライバルです。とは言え、ビジネスの世界で競合は無視できません。明日はその競合との比較についてお話ししますね。
コンサルハウスHALUNO代表
余吾悦子