6月も後半ですが、新入社員はその後、育っていますか?経営者であるあなたが育てていますか?それとも誰かに任せていますか?部下に任せている場合、気をつけてください。
あなたにとって育成は自分の会社の将来がかかっているので、とても大事なことです。ですが、あなたの部下にとってはどうでしょう?従来の自分の仕事の合間を使って育成しなければなりません。当然ですが、優先するのは従来の仕事です。経営者以外の人にとって育成は本来の仕事から外れます。
人材育成は会社にとってはとても大事です。ですが、部下は「仕事」としてとらえることはできません。仕事量もお給料もかわらないのに、育成に時間がとられるからです。部下に任せるのであれば、部下にも新人にも十分配慮して、育成は業務の一環であることを認識してもらいましょう。
そんな育成に多額の投資をする会社もあります。GEは「人材開発に年間10億ドル」を投資するそうです。
GEとはアメリカ最大の総合電機メーカーであるゼネラル・エレクトリック・カンパニーのことです。世界最高峰のリーダー育成機関とも言われています。
優れた経営者(文内では管理職でした)には組織に対する3大責務が求められるとのことでした。その3つとは、、、
1.業績目標の必達
2.組織の活性化
3.部下の育成
6/14付けPRESIDENT Onlineブログ、タイトル「バカな管理職は”俺は部下より優
秀”という」より引用
ですが、GEで育成を担当してきた「世界基準の部下の育て方」の著者である田口力氏は、この3つでは足りないと言っています。足りないものはなんでしょう?
指導者側の「自己成長」です。子供は両親の背中を見て育つ。弟子は師匠の背中を見て育つ。っていいますよね。あなたがしっかりと学ぶ姿勢をみせることが、なにより大切です。部下もやっぱり上司の背中を見て育つということです。
育てる前に自身に目を向けましょう。イスにふんぞり返って、部下に怒鳴ったりしていませんか?パソコンや書類に目を向けたまま、部下の話を聞いていませんか?もし、育成を部下に任せているのであれば、その部下は大丈夫でしょうか?育成は将来のあなたの会社を担ってくれる原石を磨くことです。GEのように大企業が大金を投資する大きな事業の一つです。
まずは、自分が謙虚に学んでいるか?自身で確かめてください。
コンサルハウスHALUNO
余吾悦子