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コンサルハウスHaluno マーケティングアドバイザー

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経営者のためのマーケティング学習

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お贅沢なプレゼンテーション授業

昨日は専門学校の担当講座の授業でした。今はOfficeのパワポ(パワーポイント)の操作方法についての授業なのですが、パソコンで見るのは、ほぼインターネット検索です。

ご存じのとおり、パワポはトヨタをはじめとした、多くの大企業から使用を禁止されているソフトです。様々な理由からですが、その一つが資料作りで「仕事をした気分」になってしまからです。経営者にそういった意識の人は少ないと思いますが、この「仕事をした気分」になる従業員は、おそらく多いでしょう。

パワポで作った資料で結果を出すことが仕事であることを、資料作りを「一所懸命」やっていると忘れてしまうんですよね。それに、ワードができれば、パワポはそれほど難しくありません。それより、話をどう組み立てて、伝わる内容にするかを考えることのほうが、何倍も大事です。

ということで現在、生徒はお題について、次のような内容をネットで調べたり、友達や家族に聞いたりして書き出しています。
※お題は1月に大々的に発表する場があるので、ここでは「お題」としておきます。

・タイトルとサブタイトル
・主張 ⇒ お題について一番伝えたいこと
・根拠1.⇒ お題についての自分の体験談
・根拠2.⇒ お題の写真(イメージ画像)
・根拠3.⇒ 証拠(他の人の意見、感想)
・根拠4.⇒ 証拠(数字・グラフ)
・結論 ⇒ そのお題をするとあなたはどうなるか?どう変わるか?

まだ、似たようなものとの比較とかも入れたかったのですが、生徒の顔が「ポカン」としているのに気付いてやめました。

プレゼンテーションの組み立ては営業トークや営業の文章と、とてもよく似ています。つまり、私の専門分野なんで、思わず自分だけが楽しくなって、力が入っちゃいました。生徒を置いてきぼりにしちゃいましたので、根拠4.の証拠(数字・グラフ)は、私がなんの数字にするかだけ決めることにしました。

でも、こうやって考えたことってパワポの操作を覚えるより、ずっと人生に役立つことなんでお贅沢授業なんですけどね♪授業で取り入れて話題になっている小学校もあるくらいです。欧米では力を入れているプレゼンテーションを、日本の授業でも取り入れてくれるといいなと思います。私たちのように社会に出てから、苦労しなくていいですからね。

コンサルハウスHALUNO
余吾悦子