令和になって日経平均なかなか戻らないですね。応援している企業さんも令和に入って、思わずケータイに向かって「もうちょっと頑張って~!!」と言ってしまうほど。あなたのビジネスはどうですか?
多くの中小企業の悩みで売上の次に多いのがコストがかかりすぎるということです。売上が低迷しているのなら中長期的に考えてもまずはコスト削減を真剣に考えるか・・・と思うこともしばしば。
そんな時、こんな所から削減しようとしていませんか?
・人件費…まずは一番コストのかかる人件費。先々を考えずに人員削減。
・お客様側のもの…商品・サービスの質やかかる時間を削減。
・広告費、販促費…売上に直結するものだけどこの際背に腹はかえられない?
広告費はもちろんですが、社員のモチベーションが下がることや今まで応援して下さったお客様の信頼を裏切るようなものを削減することは、コスト削減できても売上もさらに落ちる危険があります。
ですがコスト削減は売上を上げるよりずっと簡単にできます。まずは固定費から削減できないか考えてみましょう。通信費、光熱費や旅費交通費などの見直しです。
ある会社は旅費交通費の削減に目をつけました。営業マンの営業範囲を市内のみに限定したのです。それまで隣の県にも出向いていたのですが、要望があっても断るようにしました。県外へ出向くと車で往復3~4時間かかりますが市内のみに限定したことで、より多くのお客様にアプローチでき営業効率が上がり売上もアップしました。
まずは社長のあなたのモチベーションこそ決して下がらないコスト削減を見つけましょう。中小企業であれば当然あなたがコスト削減の決断をしなければなりません。売上が低迷している時だからこそ、前向きな気持ちで削減できるものから手をつけてください。
コスト削減とは意味合いが違いますが、アメリカの格安航空会社サウスウエスト航空はリーマンショックの際も決して人員削減を行わなかった数少ない会社です。ですがどんなにうまく行っている時も格安を保つため、ピーナツ以外の機内食やコストのかかるサービスは決して行いません。一部のお客様の要望があっても格安という一貫したサービスを提供することのみに徹底しています。
もしコスト削減を考えているなら、あなたや社員のモチベーションもお客様への商品・サービスの質も下げることなくできる方法を考えてみましょう。
コンサルハウスHALUNO
余吾悦子