私は長い間、採用される側のお手伝いをしてきました。履歴書、職務経歴書のチェックや、企業の採用担当とお会いして話を聞いたり、自分が転職するのでは？と思うほど転職サイトをチェックしたりしていました。

現在は採用する側のお手伝いです。視点は異なるものの本質は一緒です。採用される側もする側も「軸」を持つということ。

世界有数の優良航空会社の1つであるサウスウエスト航空の創立者の1人ハーバートケレハーはこう言っています。「技術を雇うんじゃない姿勢を雇うんだ。技術なんぞいつだって教えられる。」

この「姿勢」の基準になるのが「軸」だと私は思っています。ケレハーの言う「 姿勢」に含まれるものとは何でしょう？

それは、あなたの会社の「理念・信条・大義」つまり「軸」に賛同し情熱を持ってお仕事をしてくれるという姿勢です。あなたがこの軸を明確にしておかなければ、お給料は？有休は？社会保障は？服装は？ということばかりを気にする人たちが集まってくるということです。集まってくれるならまだいいかもしれません。

また南極探検隊の隊長はこんな求人を掲載して本当に求めている人材を確保しました。「男子求む。危険な旅。低賃金。極寒。闇のなかでの長い歳月。危険と隣り合わせ。生還の保証せず。ただし成功すれば名誉と称賛が贈られる。」

耳触りのいい「探検に同行する男性求む。すばらしい船長の下で働きませんか？」とはせず、現実を伝えることで本当に成功と名誉を求める強靭な男たちが集まりました。結果、この南極探検隊はエンデュアランス号で航海中難破したにも関わらず、覚悟して応募してきた人材で形成された隊だったため全員無事生還できたのです。これは映画にもなった本当のお話です。

ただこの求人、実は隊長ではなく私と同じ職業「プロのセールスライター」が書いたんじゃないかって噂もあるらしいです。分からないですね～仕方ないです。このお話100年以上も前のお話です(^^)！

日本ではまだマイナーなセールスライターですが、実は歴史は古くていたんです！このお仕事されている方が。100年以上も前から♪

軸を明確にして、スタッフと共有しましょう。その軸があなたの会社の色となり魅力となり大きなチカラになって、やがてたくさんの人たちを吸着するような大黒柱になります。

コンサルハウスHALUNO
余吾悦子