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コンサルハウスHaluno マーケティングアドバイザー

冒険するように「売る」ことを楽しむ
経営者のためのマーケティング学習

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あなたが発信すべき人は誰ですか?

少し前ですが、あるイベントにコンサルタント相談ブースとして出店しないかというお話をいただきました。え~いいんですか?と何も考えず、エントリーして出店説明会に参加しました。

ですが、そのイベントはお祭りのようなマルシェでした。タコ焼きなどの出店(でみせ)がでたり、キッチンカーも何台か来たり、手作りアクセサリーなどの体験ができたりというもの。古着や食器を売ったり、主催者とのじゃんけん大会があったり、完全にお祭りです。

担当者に勧められるまま、エントリーしてしまった私が悪いのですが、これはどう考えても場違いです。お祭りに行って、「売り上げに悩んでいて」っていう相談をしたい人が来るでしょうか?考えれば分かるのに、なぜ、あの担当者は私に出店を勧めたのだろう?と疑問でいっぱいになりました。

結局、辞退したのですが、エントリーした後だったので、主催者の方々に多大なご迷惑をかけてしまいました。

後で分かったのですが、担当者に出店数のノルマがあったようで、とりあえず出店できれば何でもいいかっ!ということだったようです。でも、だからと言って、あまりにも無理があるとは思わなかったのかと、ちょっと聞いてみました。

さすがにノルマには触れませんでしたが、担当者いわく「余吾さんの事務所をPRできたら」ということでした。案内してくれたマルシェは、毎年、ものすごい人数の人が来るそうで、宣伝になるそうです。

例え、どんなにたくさんの人が来て、私の事務所の名前が知れ渡ったとしても、その中の何人が経営者さんでしょうか?マルシェなら、子どもとお母さんがほとんどではないでしょうか?じゃんけん大会で勝った人には、なにかプレゼントを用意してほしいとのことでしたが、その中の誰が「無料コンサルチケット」を喜ぶでしょうか?

これだけ分かりやすいと、「そりゃそうだ!」って思うんですけど、実はこれ、とてもよくある間違いなんです。あなたはあなたの商品・サービスを必要としてくれる人が、どんな人たちか理解していますか?そして、その人たちに向けて、広告宣伝をしていますか?

「誰に」発信するか?これはとても重要です。でも、出店を勧めてくれた担当者のように「広くPRできるから」という理由で、「誰に」を考えずに広告宣伝を打つ企業は多いです。多額の広告宣伝費を使える大企業であればいいのですが、中小企業で、広告宣伝するのであれば、ここはしっかり考えましょう。

発信すべき相手が明確であれば、少ない集客でも数字が出せます。まずは、あなたの商品・サービスを欲している人がどこにいるのかを探しましょう。

コンサルハウスHALUNO
余吾悦子