ゴールデンウィーク明け、新入社員や若手社員は出社してますか?5月6月でほとんど辞めたなんて毎年どこかで聞きます。優良企業の条件として離職率の低さもよく注目されていますね。
中小企業でも離職率の低い会社には「あるモノ」があります。充実した福利厚生?有給休暇などお休みの多さ?お給料の高さではないでしょうね。何だと思いますか?
それは企業が進むべき道への行動指針(クレド)です。これは企業が目指す目的地である企業理念とは違い、従業員がどういう志で仕事をするかということを明確にしたものです。
志や行動指針によって自社の企業価値と自分にできることの価値が明確になり仕事に対する誇りが持てたり、モチベーションが上がる結果になります。クレドを基に従業員は自分で行動を考えるようになります。その結果が例えば、、、
●クレドで有名なリッツカールトンホテル。
ぬいぐるみのジョシーをホテルに忘れてきてしまって眠れない子供に父親は「ジョシーはまだ旅行先で休暇中」と嘘をつきます。そしてリッツから見つかったと連絡を受けた父親はジョシーは休暇中と言ってあるのでプールサイドでジョシーの写真を一枚撮って一緒に送って欲しいと頼みます。
数日後、ぬいぐるみのジョシーはホテル内の至る所で楽しんでいるアルバムとともに送られてきます。「お客さまへの心のこもったおもてなし」のクレドに従って考えたスタッフのアイデアで子供も大喜び、父親の嘘も現実のものになりました。
●サウスウエスト航空。
アメリカの格安航空会社で格安を維持するために徹底的にコスト削減をしていますが人件費以外の方法でという従業員を大切にする会社です。そして「ありのままの自分で仕事を楽しもう」のクレドに則って機内アナウンスは、、、
「みなさま、タバコをお吸いになりたければ、当機の喫煙スペースは翼の上です。そこで火をつけられれば、お吸いになれます。」なんてのが流れてベストジョークは額に飾られるそうです。
ちょっと例が海外の大企業になってしまいましたが、日本の中小企業にも従業員のためのクレドやそれを称えるシステムがあるところがあります。そういう所は規模は小さくても有名大学から入社応募が多数あったり数人の採用に何倍率もの応募があります。入社後の離職率は低く業績はもちろん言うまでもありません。
あなたの組織も「クレド」考えてみてはいかがでしょうか?クレドを導き出し文章にするのもセールスライターのお仕事の一つです。もしよかったら一緒に考えることできます♪
コンサルハウスHALUNO
余吾悦子