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コンサルハウスHaluno マーケティングアドバイザー

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学生に教わったお題、ポジショニング

昨日は週に1回の専門学校の授業の日。生徒に今週の一言を発表してもらっていると一人の生徒が「今日、覚前遥(かくまえよう)さんのライブトークショーに行きます!」とのこと。えっ誰?他の生徒もきょとん…。わかんないことは~とみんなでググってみました。

名古屋のタレントプロダクションに所属していて肩書きが「カリスマニート」。生徒はこういう人であーでこーでとしゃべり続け他のみんなはそれを聞いて盛り上がっていましたが、私は一人こっそりこれぞポジショニングっ!!とブログネタが決まったことにニンマリしていました。

「ポジショニング」ビジネスの世界では自分の立ち位置を明確にしてそこで1番になることです。ニッチであればあるほど1番になりやすいですね。カリスマニートはとってもいい例です。だって他にカリスマニートなんて名乗る人いないですから、覚前さんがその市場の1番です。私にお笑いの知識が全くないので紹介できないのが残念ですが、お笑い芸人さんはポジショニングが非常に上手いです。ギター侍とか…古すぎですね。でもそれ以上は浮かびません(^_^;)

なのでビジネスの例にしますね。例えばマウスウォッシュの「リステリン」は口臭ケアという位置づけをつくったと言われています。それまで口臭をケアする商品は存在しませんでした。リステリンは口臭という問題を作ってそこへポジショニングした最初の口臭ケア商品です。今ではさまざまなところからいろいろ出ていますけど。

そしてしみ、そばかすでおなじみの錠剤「ハイチオールC」。発売当初は二日酔い対策の医薬品として売られていましたが競合も多く売れず。しみそばかすにもいいということが分かりポジションを若い女性ターゲットの市場に変更して打ち出したところ、美白ブームも手伝って売り上げアップ!!となりました。

ただポジショニングはマネされて競合のポジション崩しに合うことも多いです。リステリンもハイチオールCも今では同様のものがたくさん出回っていますもんね。しかも見つけるのも難しいですし、ポジションを確立するのに時間がかかることもあります。でも当たると大きいので探してみるのも一つの手です。探すのではなく自分で作っちゃってもいいです!カリスマニートや口臭問題みたいに。そっちの方が簡単かもしれませんね。あなたのビジネスだけのニッチなポジションを考えてみてはいかがでしょう。

ちなみに日本のニートには年齢定義があって15~34歳までです。覚前さんプロフィールみたら今年の8月で34歳。1年後肩書きはかわるのかな?それとも永遠のカリスマニートでしょうか?ビジネスのポジショニングはどんどん変えて進化させていくといいらしいですよ!進化させた好例もあるのですがそれはまたのお話で♪

コンサルハウスHALUNO
余吾悦子